西宮市の監査委員になって2ヶ月余り。今日は初めて市議会の本会議に出席した。普通の市町村では議会に出席するのは常勤監査委員だが、西宮市は議員選出と市役所OBの監査委員を廃止し4人の監査委員が全て識見委員という進んだ体制となっている。議会とのコミュニケーションという意味もあるのかもしれないが、定例議会には全ての監査委員が交代で出席する。
議会に出席するのは大学教員になってから初めてなので8年ぶりくらいだろうか。かつて市役所に勤務していた頃は議会への出席は辛くて仕方がなかった。特に本会議は一方通行なものとなりがちだったり、執行部側には辛い場面が多く苦行だった。今回、監査委員をお受けするにあたっての最大の懸念は議会出席があることでもあったが、非常勤監査委員は定例の会期に1度ずつとのことであり、それならばとお受けした。
久々の議場はやはりかつて勤務した自治体と同様の雰囲気が漂っていて、半日ではあったがぐったりと疲れてしまった。もちろん、監査委員への質問は普通はほとんどないので、ただ座っているだけなのだが。。
西宮市議会はざっと拝見すると若手や女性の議員が多く、傍聴席にも大学生と見られる方々を含めて多くの市民が参加していた。ネット配信もリアルタイムで行っているとのことで、開かれた議会という感じがした。3名の議員の質問を拝聴したが、いずれもしっかりと調査、検討した上でのやり取りと感じられるものばかりで、役所側の答弁のやりとりを含め、正直なところさすが西宮市という感じを受けた。
西宮市の議会に出席することになるとはつい数ヶ月前までは思いもしなかったことであるが、これもご縁であり、監査委員として少しでも市に貢献したいという思いを強くした日であった。